エンティティ
こんにちは。Teraruです。
今年のSMX Advancedでお聞きしてから興味を持っていた「Entity」の話、昨日8/30に開催されていたデジタルマーケターズサミットで、住太陽さんも取り上げられていました。
個人的には、本質的にSEOを理解するのにすごく役立つ考え方だと思いますので、理解の整理用に改めてまとめてみたいと思います。
▼アユダンテ社による、SMX Advancedのまとめ
これの開催日が迫ってきました。まだエントリーしてない人はそろそろエントリーしておいてくださいね。
— 住 太陽 (@motoharusumi) August 27, 2023
E-E-A-Tと合わせて、国内では情報がほとんど出てないエンティティSEOについての事例と具体策をお伝えする内容になってて、わりといい内容だと自負してるんです。https://t.co/KFylT8KqK0
Entity SEOとは?
Entity(エンティティ)は、単体では少し理解が難しい単語です。
まずOxford Learner's Dictionaryで引いてみるとこんな感じ。
『特性・個性を持つ一つの存在。他の事物から独立して存在している』
といった訳になるでしょうか…分かりづらいですね。
後ほど細かく説明しますがここでは一旦、日本語で言う「概念」とほぼ同義だと捉えておきましょう。
住さんのセッションの中でも取り上げられていたことですが、元来の検索エンジンは、
検索語句と同じ文字列を含むページを表示する機能を持つものでした。
そのため、ページ内にキーワードを詰め込む(キーワードスタッフィング)が横行しました。
しかし昨今ではそのような検索結果にはならないことは、検索エンジンを日頃利用している方ならおわかりの通りです。
検索エンジンは、検索語句の「検索意図」を理解した上で、その意図に合致すると判断できるページを上位に表示します。
検索エンジンは、なぜ検索語句の検索意図を理解できるのか?
そして、なぜ検索意図に合致するページを判断できるのか?
この答えが、エンティティ(概念)の存在です。
検索エンジンは、インターネット上に現れた〇〇という事物がどういうものなのか、インターネット上の情報や検索者の行動を元に判断しています。
例えば、「かおるやま」という単語。
バチェラー・ジャパンシーズン5に女性参加者として出演した、大内悠里さんの愛称です。
(みなさんバチェ5みてましたか?🌹)
Prime Videoにて8月3日から配信される『バチェラー・ジャパン』シーズン5に参加しました🙏
— かおるやま(大内悠里)@ネタバレリプ禁止 (@kaoruyama_enzan) July 14, 2023
ほとんどの人が知らなかったフルネーム大公開です(笑)みんな見てねー!https://t.co/hSN3mp4YQE pic.twitter.com/CMnwsbXCAL
大内さんがこの愛称を使用し始めるまでは、意味を持たない平仮名5文字の羅列だった「かおるやま」ですが、大内さんが使用し・幾度もSNSやWeb上で言及されたことで、検索エンジンが一つのエンティティとして理解しています。
現在のSERPSを見ると、検索エンジンは「かおるやま」という概念=エンティティを
- 大内悠里
- 日向かおる(キャバ嬢時代の源氏名)
- バチェラー
- 煙山(経営するシーシャ店)
- 株式会社薫
などの属性を持つものだと理解しているようです。
こうして、一つ一つのエンティティ(概念)をその属性とともに理解することで、検索エンジンは検索意図や関連性の高いページを判断できる。
この考え方を踏まえて、エンティティとの関連性を検索エンジンに認識させにいこうというのが、エンティティSEOの考え方です。
まずはエンティティを認識させねば
さて、これからビジネスを開始しようとする場合、まずは検索エンジンにそのエンティティの存在自体を知ってもらう必要があります。
(Search Console的に言うと、まずはページを検出してもらう必要がある…的な)
がんばるど~🐣