Teraruのブログ

SEOやマーケティングをしています

エンティティ

こんにちは。Teraruです。

 

今年のSMX Advancedでお聞きしてから興味を持っていた「Entity」の話、昨日8/30に開催されていたデジタルマーケターズサミットで、住太陽さんも取り上げられていました。

個人的には、本質的にSEOを理解するのにすごく役立つ考え方だと思いますので、理解の整理用に改めてまとめてみたいと思います。

 

▼アユダンテ社による、SMX Advancedのまとめ

ayudante.jp

 

webtan.impress.co.jp

 

Entity SEOとは?

Entity(エンティティ)は、単体では少し理解が難しい単語です。

まずOxford Learner's Dictionaryで引いてみるとこんな感じ。

https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/entity?q=entity

『特性・個性を持つ一つの存在。他の事物から独立して存在している』

といった訳になるでしょうか…分かりづらいですね。

後ほど細かく説明しますがここでは一旦、日本語で言う「概念」とほぼ同義だと捉えておきましょう。

 

住さんのセッションの中でも取り上げられていたことですが、元来の検索エンジンは、

検索語句と同じ文字列を含むページを表示する機能を持つものでした。

そのため、ページ内にキーワードを詰め込む(キーワードスタッフィング)が横行しました。

 

しかし昨今ではそのような検索結果にはならないことは、検索エンジンを日頃利用している方ならおわかりの通りです。

検索エンジンは、検索語句の「検索意図」を理解した上で、その意図に合致すると判断できるページを上位に表示します。

 

検索エンジンは、なぜ検索語句の検索意図を理解できるのか?

そして、なぜ検索意図に合致するページを判断できるのか?

 

この答えが、エンティティ(概念)の存在です。

 

検索エンジンは、インターネット上に現れた〇〇という事物がどういうものなのか、インターネット上の情報や検索者の行動を元に判断しています。

 

例えば、「かおるやま」という単語。

バチェラー・ジャパンシーズン5に女性参加者として出演した、大内悠里さんの愛称です。

(みなさんバチェ5みてましたか?🌹)

 

 

大内さんがこの愛称を使用し始めるまでは、意味を持たない平仮名5文字の羅列だった「かおるやま」ですが、大内さんが使用し・幾度もSNSやWeb上で言及されたことで、検索エンジンが一つのエンティティとして理解しています。

 

現在のSERPSを見ると、検索エンジンは「かおるやま」という概念=エンティティを

  • 大内悠里
  • 日向かおる(キャバ嬢時代の源氏名
  • バチェラー
  • 煙山(経営するシーシャ店)
  • 株式会社薫

などの属性を持つものだと理解しているようです。

 

こうして、一つ一つのエンティティ(概念)をその属性とともに理解することで、検索エンジンは検索意図や関連性の高いページを判断できる。

この考え方を踏まえて、エンティティとの関連性を検索エンジンに認識させにいこうというのが、エンティティSEOの考え方です。

 

まずはエンティティを認識させねば

さて、これからビジネスを開始しようとする場合、まずは検索エンジンにそのエンティティの存在自体を知ってもらう必要があります。

(Search Console的に言うと、まずはページを検出してもらう必要がある…的な)

 

がんばるど~🐣

本当だった「やることに追われているほうが楽だよ」

こんにちは。Teraruです。

お盆がすぎると、一気に季節が秋に向かう気がしてワクワクしますね。

神宮外苑」は毎年、花火の時期とイチョウの時期に検索トレンドの高まりを迎えます。

Google Trendより、「神宮外苑」の過去12ヶ月間のキャプチャ

今年もきれいなんだろうなあ。

 

 

何をやるべきかについて

 

前職ではクライアントワークをしており割と顧客数も多かったので、朝から夜までやるべきことが尽きることはない生活を送っていました。

そこから環境を変えて4ヶ月あまりが経過しているのですが、4ヶ月前に初めての1on1で上司に言われたこの言葉を、今頃になってようやく理解し始めました。

 

「やることに追われているほうが楽だよ」

 

当時は、やることに追われる切迫感に疲弊していたのでこの言葉を理解する事ができませんでした。

迫ってくる締切、止まないクライアントからのメールや電話、、、

全てのタスクを放り出したくなったことは2度や3度ではありません。

それに比べて、タスクに追われていない生活、つまり、何をやるか・どうやるか自分で決められるなんてラクじゃないか、と。

 

最近その考えが変わりつつあるのは、いま誠心誠意取り組んでいる「SEO」は強力な武器ではあるが、必ずしも生涯を通した職業にはなり得ないなと感じているためです。

 

今25歳。

現在の一般的な定年退職の年齢を前提としても、労働はあと35年間続きます。

その間一度も職を失わず、給料を切らすことなく、家族を養い続けられるのか。

SEO」ができるようになったら、今の丸腰状態から一つの武器を得た状態にはなります。

しかし、私はそれだけで、2058年まで社会で必要とされるんでしょうか。

対価をいただけるような益を生み出しつづけられるのでしょうか。

 

同世代の皆さんの多くは、私と同じように将来を不安に思われているのかもしれません。

 

 

そんな不安から逃れるとっておきの方法が2つだけあります。(宗教味がある)

 

1.不安を感じる暇もないくらい忙しく有ること。

2.職を失わないように努力し続けること。

 

1.を選んだら最後、自発的な努力をする余裕がないまま毎日疲弊し続け、しまいには何の価値も生み出せないわたしが社会に放り出されてしまう危険すらあります。

ともなれば、2を選ぶしかない。

 

どうしてこの選択肢2が不安を取り除いてくれるのか。

ほんとうのところ、誰にも『老人になるまで職を失わない方法』はわかりません。

 

ではどうしたら、と考える時、私は大好きな本の一節を思い出します。

 

「安定」というのは、何かを手に入れたときに得られるものではない。多額のお金を手にしたとき、ましてや、特定の職業に就いたときに得られるものでもない。
自分の力で変えられるものを変えようと努力しているときにこそ手にできるものなんだ。

 

上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え (喜多川 泰シリーズ) より

https://www.amazon.co.jp/dp/4887596901

 

人生最初の四半世紀を自分の幸せのみを追求して生き過ぎてしまった分、これからの半世紀と少しは、周りの人を養い幸せにするために、この一節を胸に無理ないペースで変化し続けたい。

何をやるべきかなんてわかりません。だけど、なんとなくやったほうが良さそうなことをずっとやり続けてみよう。

話せない、聞けないのはなし

こんにちは。Teraruです。

 

前回の更新から少々時間が空いてしまいました。

自分のコミュニケーションの悪いところを「受験生版タイガーファンディング」のとある回を通して発見してしまい、そこから発言が怖くなり、筆が遠のいていました。

 

受験生版タイガーファンディングとは、各界の実業家や有名人が出資者として、受験のための費用を出資してほしい志願者と対峙する番組です。

毎回個性豊かな志願者が登場して面白いので、いち視聴者として楽しんでいたのですが、今回わたしが『自分の悪いところを発見した』と感じたのは、以下の動画の回を視聴した時でした。

 

 

動画を見ていただくと、志願者のコミュニケーションに得も言われぬ不快感があることにお気づきになると思います。

 

おそらくこの志願者の中に「他者から否定されるような部分があってはいけない」という意識が強くある。

それゆえに、常に保身し、自分の正当性を証明しようとするので話が噛み合わず、愛想笑いなどのテクニックを濫用するので気味が悪く写ってしまうんだと思います。

 

そんなに自分を守ろうとしなくても誰も攻撃しないよ、と言ってあげたくなりますが、おそらく幼い頃から染み付いた癖なのでしょう。過去の傷を癒やすためにカウンセリングなどに行くと良いのかもしれません。

 

ただ、動画を見ながら不快感を持つのと同時に、この志願者の心理にも共感できるんですよね・・・

自分にも同じようなコミュニケーションの癖があるのだと思います。

そして、ということは、この志願者と同じようにわたしも周りの人に不快感を与えていたということで。

ああ、、今までお話した人々ごめんなさい、、、と落ち込んでしまっていました。

 

聞けないの話

先週の水曜日、トライバルメディアハウスさん主催のマーケティング講座、MARPSを受講しました。

 

講座の初回として、初学者マーケターは勉強の際にどういう悩みを持ちがちなのか。悩んだ際にどういうふうに考えたらいいのか。

といったテーマについての講義だったのですが、とにかく

池田さんの話を理解・要約・メモできない。

結果として、数日経って内容は殆ど忘れてしまい、講義での貴重なお話を自分のものにすることが出来ませんでした。

 

※MARPSさんの講義は素晴らしかったです。終始明朗な話し方でしたし、初学者に寄り添ってくださっていました。

 

最近うすうす勘づいてはいたのですが、コミュニケーションの中でも特に、話を聞く力がとても衰えているようなのです。

 

MARPSで話を聞けない、と感じたときに以下のはてな匿名ダイアリーを思い出しました。

anond.hatelabo.jp

 

前職では営業をしていたのですが、そこで先輩から手厳しいアドバイスと共に紹介してもらったのがこちらのエントリでした。

 

(前略)

ここからつの癖が浮かび上がってくるんだよ。

あんたは、相手の話をそのまま聞けていない。

もっと正確に言うと、相手の話は耳に入っているんだけど、それを素材に、自分で考え、情報を加工してしまっている癖がある。

もっと具体的な話をしようか。

指示されたことについて、

・「自分解釈を加えずに」メモを取ることはできてる?

・「相手が言っていない事を加えずに」要約することは出来てる?

はっきり言うけど、これが出来ない人、多いのよ。

相手が喋っている時に、相手言葉自分思考回路が反応しちゃうの。そして、自分世界に入っちゃうの。

その結果、相手の話をキャッチする代わりに、自分思考回路で加工した情報が頭に残ってしまうのよ。

 

この通りなんです。

勝手に解釈を加えて、いつの間にか自分が理解できたところだけ、都合のいいところだけ受け取っているので結果として全容が理解できていない。

そんなことの繰り返しで、いくら情報を浴びるように摂取しても、上司からアドバイスを頂いてもなかなか成長しない状態になってしまっているのだと思います。

 

自己中心だから話せないし、話せないから聞けないんじゃないか

受験生版タイガーファンディングでは「話せない」、MARPSでは「聞けない」とコミュニケーションの双方向の課題を同時に発見して途方にくれてしまった私でしたが、運良くヒントを見つけることができました。

 

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍

 

ギバー、テイカーという概念をご存知でしょうか。

人間関係に悩みを持つ多くの人が、きっと一度は聞いたことがあるものではないかと思います。

語の通り、ギバー=与える人、テイカー=奪う人という意味で、ギバーでいたほうが人間関係がうまくいくというふうに結論付けられることが多いようです。

 

「話せない」という課題、これはきっとテイカー的な心理状態から生み出されています。

その人の個別事象に対する考えが利他的であっても、根本にある

  • 自分を理解してほしい
  • 自分は悪くないからわかって欲しい
  • 受け入れてほしい

というテイカー的な強い欲求がコミュニケーションの端々に現れてしまうため、人が離れていくのです。

自分としては、こういった邪悪な欲求に気づいていつつも隠しているつもりなんです。

だから、一つひとつの発言をどういうふうに見せるかす~~~ごく考える。

けれど人間の嗅覚はそれなりに鋭いので、隠していることすら実はバレているんですよね。

 

そうして、自分の本心を隠して、意図的に発言を作り上げているといつしか

人の発言には全て裏がある

と思うようになります。

 

この人はどういう意図でこう言っているのだろう?

こう言ったということは、つまり自分にあんな印象を抱いているのでは・・?

と疑心暗鬼が鳴り止みませんね。

 

そしてこのような考えから「聞けない」は生まれるんだと思います。

変に裏を考えすぎる。相手の発言の意図を汲み取ろうとしすぎる(そして間違える)。

その結果が話を素直に聞けない人、です。

 

以上のことを踏まえると、根本的に「話せない」「聞けない」を解決するには、

イカー的な心理状態を、ギバー的な心理状態に変容する

必要があるでしょう。

 

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍

 

ギバー、テイカーという概念の生みの親、アダム・クラントの書籍に立ち返ってみます。

 

今日はマーケティングとはあんまり関係のない自語りになってしまいましたが、夏季休暇を使って勉強するのに良いテーマを見つけられたので個人的に嬉しいです。

 

台風も心配ですが、皆さんお気をつけてお過ごしくださいね。

 

おひとりさま天国

 

こんにちは。Teraruです。

金曜日です。

木曜締切の大きめな仕事があったことを言い訳に、私の脳みそが停止しています。

働け。

 

老いやすく学成りがたし

 

乃木坂46の新曲の話題が盛り上がっているこのタイミングで、曲名のタイトルを使って自分語りだなんて褒められた行為じゃないですね。

 

 

ティザー映像での井上和ちゃんの、「It's a single life!」が可愛くてパフォーマンスが楽しみです。

乃木坂46 33rd single「おひとりさま天国」

 

それで、乃木坂の楽曲と新卒3年目マーケターに何の関係があるんだという話でしたね。

 

マーケターとして大成しようと踏ん張っているさなかですが、実は私が今最も力を入れているのは自分自身の精神の成長支援です。

なにかというと、自己主向的完璧主義傾向と、社交不安傾向の改善におもには取り組んでいます。

 

大変お世話になっているのが、早稲田メンタルクリニックYoutubeなのですが、自分は高校生頃からずっとこんな状態です。

youtu.be

 

動画の文字起こしはこちらからどうぞ。

完璧主義(べき思考)に関する雑感 | 早稲田メンタルクリニック

 

ようは、自己主向的完璧主義傾向・社交不安傾向があると、マーケターとしてというか、職種問わず社会人として生活していく上で困ることがあまりにも多すぎるんです。

打たれ弱い。自分の不出来さを受け入れられなくてつらくなる。
つらいので仕事の出力が下がる。

とか、

不出来なので、人に不快感を与えそう。人と会ったり雑談するの怖い。
コネクション構築なんてできるわけない。

とかね。

 

安定した出力で仕事できることが信頼につながるし、大成するにはコネクション構築力は必要不可欠なので、これらの改善に取り組むこと自体は全く間違っていないとおもっています。

ただし、今気にしているのは

「この年齢でこの悩みに取り組んでいるのって、キャリアを考えると結構ロスなのでは?」

「このロスのせいで、学が成るまえに老いてしまって、クソダサい大人で生涯を終えるのでは?」

というところです。

 

改善中とは言いつつもまだ社交不安傾向は消えていないので、おひとりさま天国的思考には大賛成なんですが、自分これで良いのか?もうじきアラサーよ?と。

 

自由で気楽な おひとりさま天国
揉めることもなく いつだって 穏やかな日々
本当の自分でいられるから
もう 大丈夫よ
放っておいて

*1

 

 

まあきっと、こういううまく思い通りに行かないところも含めて自分を受け入れること自体が、完璧主義傾向からの脱却のポイントなんでしょうね。

 

今もし完璧主義傾向・社交不安傾向が治っていたら、マーケターのコミュニケーションの場に参加してみたかったなあ。

参加してもうまく立ち回れないのが目に見えているので、しばらくは参加しませんが、いつか気兼ねなく参加して楽しめることをモチベーションに精神の成長を促進します。

 

ほんとうだったら行ってみたかったものたち↓

 

 

 

 

Appendix

自分が精神的にしんどいとき、他人がどう乗り越えたのか気になって知恵袋を漁りまくっていました。

もし自分の履歴が誰かの役に立てば嬉しいなと思うので、以下に記載します。

 

(私と同じように知恵袋を求めるクエリで上位化を目指したほうが良いのだろうが、ちょっとめんどくさいのでやりません。ごめんなさい)

 

年齢 できごと
小6

家庭で満たされない承認欲求の爆発。

図抜けたギャグセンス・運動神経・容姿を持たないが、
どうしてもカースト上位に入りたい。その欲求からカー
スト上位の子の”容姿いじり”会話に意気揚々と参加し、
気づいた頃には全て押し付けられ単独加害者に。(も
ちろん自分が悪いです)

のちに被害者側に。

中学生 

家庭でも学校でも承認を得られないと感じ自己否定癖が身につく

高校生

はじめてのれんあい

案の定メンヘラ化。原因はわかりきっているが自己肯定感の低さ。

大学生

生きづらいので自己分析を開始。まだメンヘラ

新卒

ベンチャー!営業!成長!!!

承認欲求が最も満たされそうな場所に就職。しぬきでがんばる。

→がんばれなくなる。

心療内科の助けも借りて自己分析を続け、

・いまどういう心理状態なのか[Claim]
・どういう経験から今の心理状態になったのか[Data]
・なぜその経験が今の心理状態に繋がったのか[Warrant]

がだんだん見えてきた。

現在

てんしょくとけっこん

見えてきた今の心理状態、

・自己主向的完璧主義傾向
・社交不安傾向

を解消するべく情報収集の日々。だんだん楽になってきた。

 

 

*1:おひとりさま天国 歌詞より

NPBの惚れ惚れするマーケティング

 

こんにちは。Teraruです。

前回、四日坊主になりがちだという話を書きましたが、これが5日目の投稿です!!!!無事に投稿できました!!ヤッタ~~~!!!

西武ライオンズの調子が良いのも相まって嬉しいです。

 

プロ野球マーケティングがやばいの話

 

所沢市出身ということもあり、生まれたときから西武ファンをしております。

最初の記憶はカブレラです。

 

 

20代になった今でも変わらず好きなのですが、最近は純粋な球団ファンの目線に加えて、マーケターの目線でもプロ野球が好きです。

 

なぜかというと、とにかくマーケティング施策のPDCAが早いから。

そして、それらの施策が売上向上に如実に結びついていそうだから。

 

 

代理店時代から、たくさんの大中小企業のマーケティングを拝見してきましたが、

相対的にもプロ野球業界は、マーケティングの実行度が高いと感じます。

 

特に惚れ惚れした企画、オリックスの「オリ姫」マーケティング

元々、プロ野球ファンの女子といえばカープ女子が有名でした。

そんな中、2014年から”オリ姫”を公称しはじめたのがバッファローズ

 

――そもそも「Bsオリ姫」とは何なのでしょうか? どのような取組みをされているのか教えてください。


「『Bsオリ姫』とは、オリックス・バファローズを応援する女性の総称です。2014年のシーズンから、公式に称されるようになりました。
Bsオリ姫を盛り上げるために日々色々なイベントや企画を行っています。
たとえば、荷物の多くなりがちな女性のお客様がバッグを置けるように2席を1人で使えるシート『Bsオリ姫シート』や、女性来場者全員にBsオリ姫ユニフォームをプレゼントする『Bsオリ姫デー企画』、さらにはオフシーズンのイケメン選手との食事会などを行っています。また、応援グッズや、ファンクラブでポイントを貯めた際に交換できる商品に、女性向け商品を多数ラインナップしています」

enjoy.sso.biglobe.ne.jp

 

特に凄いのが、公式サイトの凝りようとグッズのラインナップです。

まずは公式サイトから。

www.buffaloes.co.jp

 

最初に気づくのが、この扉の仕様。


実用性を求めるページには不向きですが、エンタメ性の高い企画系のサイトにはおあつらえ向きです。

 

ページ内容は、

  • 企画コンセプト
  • 会場マップ
  • 初心者向け補足情報
  • ニュース
  • 企画内容(選手の写真や動画)
  • 球場イベント情報
  • グルメ紹介
  • グッズ通販

と、観戦当日を楽しむのにも、事前の準備にも必要な要素が網羅されています。

 

野球観戦者のうちの女性比率が増えたとはいえ、マジョリティは男性です。

(男性:女性=6:4と言われることが多いようです)

その上、この「オリ姫」コンセプトが刺さるのは、女性のうちでも若年層。

全体中の比率でいうと2割以下でしょう。

 

特定の一部の層へ向けたマーケティングで、ここまで作り込むのってすごくないですか…?

確かに、グッズの購入確率は高い層かもしれませんが、だとしても1企画の完成度をこれだけ高めるためにリソースをつぎ込んでいる姿勢に感銘を受けます。

 

このオリ姫に限らず、プロ野球の公式サイトは作りがすごくキレイでUI面で参考になる要素が多くあります。

私が好きなのは、以下のサイト。

www.giants.jp

 

巨人の観戦ガイドです。

チケットを買うときのルールも初めてではわかりづらいでしょうし、球場内も慣れていないと意外と迷ったりしやすく、実は野球観戦は初心者にはハードルが高かったりします。

それを全て見越して、初心者向けのコンテンツを充実させることで初来訪客の満足度を向上している。

例えば以下の画像、「来場者数!」「WebサイトのPV数!」だけを短絡的に考えていたら思いつけないですよね。

慣れてない方と一緒に観戦に行くと、ルールを知っている側が解説者と化してしまうのはあるあるなので、その観点でもありがたいですね笑

 

ここまではウェブサイトのスゴさについてでしたが、プロ野球マーケティンググッズ展開の速度も凄まじい!!

 



こちらは、西武ライオンズオンラインストアのキャプチャです。

注目すべきは公開日。

 

およそ2日に一度のペースで、新しいグッズが販売されています。

 

…SHIENか??と思えるくらい早いですね。。

こんなに販売されたら買ってしまいたくなるやろ!!!

 

などなど、とにかくファンを寄せ付けることに全力投球してるNPB球団のマーケ、めっちゃ大変だろうけど楽しいだろうな~~と球場に観戦に行くたび羨ましく思っています。

 

そんな私も次の日曜は観戦に行ってきます⚾

今年は0勝4敗の観戦成績なので、今回こそ…

 

絶対勝つぞ!ライオンズ!!!

 

www.seibulions.jp

役に立てる場所に飛び込む

 

こんにちは。Teraruです。

三日坊主の次の日。変にプライドが高い人間なので、三日坊主になるまいと思って四日坊主になることが非常に多いです。無事に次の投稿(5日目)がなされたら自分にご褒美です。

 

どメンヘラの話

人類みなメンヘラ説ってありますよね。

 

 

初めてメンヘラという概念を知ったのは、大学1年生の頃だったように思います。

Wikipediaの「メンヘラ」ページのキャプチャ

https://ja.wikipedia.org/wiki/メンヘラ

広辞苑には載っていない日本語ですが、ネット世界では相当な市民権を得ているように思えます。
主には精神的に悩んでいる・悩みが多い人のことを揶揄するために使用する単語です。

メンヘラの状態であるとき、人は割りと苦しい思いをします。

恋人への不安が募っていたり、自分に自信がなくていじけていたり…

 

きっとそれらの根本にあるのって、(自己・他者からの)承認不足なんでしょうね。

自分の意義や価値を認めるために必要な「承認」が不足しているから不安になる。

幼少の頃から自分に自信を持てるような行動を積み重ねてきたり、そういう考え方に囲まれてきたり、無償の愛を素直に受け取ったりすることで積み重ねた承認をベースに、人は自分のことを信じて、さらに上を目指していくことができるのでしょう。

 

とはいえ、どんなに今時点で自分に自信がある人でも、”メンヘラ化”する瞬間はあるはずです。

それは、私達人間の欲求は底なしだから。高みを知ればより高みに手を伸ばしたくなるものです。

 

生命が脅かされる程に自信が不足しているケースでは、半ば強制的に他者からの承認を浴びせてあげる必要がありそうですが、

それ以外のケースであれば、承認欲求は誰にでもあるものだとしてうまくエネルギーにしていきたいですよね。

 

3年目マーケターは”誰の役にも立たない赤字社員"では終わらない

今年で社会人3年目になる私ですが、まだまだ新卒の気分でいます。(あかん)

言い訳をすると、今年の春から転職をして第二のスタートをした直後だ…なんていう背景もありますが、そんなことは言ってられない。

 

新卒は現在とは違うベンチャー企業にいたのですが、そこでお聞きして衝撃に残っている言葉があります。

はやく赤字社員の状態を脱してください

たしか、新卒入社2ヶ月目くらい。研修がちょうど終わるかな~くらいの時期に言われた言葉です。

営業職だったので当然のことを言われていると思うのですが、結構言い方が衝撃的ですよねw 当時驚いたのを覚えています。

 

赤字社員とはつまり、育成にコストが掛かるばかりで売上を作れない社員 のことだったのですが、ことマーケ職となると脱・赤字社員のハードルってちょっと高いですよね。

まだまだ勉強不足だし。。。先輩方は一回り以上年上だし。。。実践で成果を出すなんて自分にはできる自信がない。

と直近まで思っていました。

 

その考えが少し変化し始めたのが数日前のこと。

私は今Webマーケティングの世界の中にいるわけですが、かなり縁遠い業界の経営者さんとプライベートでお話する機会がありました。

(経営者さんといっても、友人の親族なのでほぼ身内みたいなものですが)

 

その方の業界では、まずWebサイトを使用するユーザーがほとんどいないのだと。

伝聞で仕事が決まり、売上を作る小規模なビジネス。

なので、企業の公式ホームページも存在こそすれペライチ程度の内容。

 

そしてその日にお話をした内容は、「新規事業を行うんだが、Webの活かし方が全くわからない。」という内容でした。

ホームページももう少しキレイにしたいし、SNS?も活用してみたい。とのこと

 

・・・!できること、あるかも。

 

その日の話の中では、「Teraru(筆者)にお手伝いをお願いするのもありかもね」なんていう風にも言ってくださいました。

 

これがもう衝撃で。

未だ”新卒赤字社員マインド”だった私が、今までやってきたことになんの自信もなかったのに、実は貴重に思ってくれる人や役に立てる場所があるということ。

実際に貢献できるかどうかは別として、その可能性があるということだけでも自分にとってはAHA体験でした。

 

そして、この気づきは貴重だなと、こういった経験は今後も自分への良い栄養になるなと思いました。

 

冒頭で承認欲求についても記載しましたが、人間は誰かに必要としてもらえると承認欲求が満たされるので、日々の幸福度が増します。

 

今まで詳しい人・格上の人しかいないような業界の方ばかり向いていたのでずっと自信が持てないでいましたが、少し視野を広げれば今の自分でも十分にお役に立てる環境があるし、そのことに気づくだけで毎日頑張る気力が出てくる。

 

これは今後も楽しく働き続ける上で、ずっと大事にしたい学びになりました。

 

マーケティングは奥が深いです。

マーケティングができる」なんて、私にとってはおそらく定年間際になっても名乗ることができるかどうか、というようなすごく遠いゴールです。

だからといって、そこに到達するまで自分は0であるという考え方を捨てて、その時できることを最大限やっていけたら、努力の過程ももっと楽しくなるのかもしれないなと思いました。